あんな
たかく
東北本線を旅行していると、黒磯駅で必ず乗り換えとなります。乗り換えのついでにコンビニがあると便利ですね。ほかにも途中下車しての見どころがあるかなど、黒磯駅のポイントを紹介します。
唯一のコンビニは改札を出てすぐ
黒磯駅は結構大きな駅です。東北本線を乗り継いでいるときには必ず乗り換えとなります。しかし、駅の規模の割に利用客は少ないです。新幹線が止まらないという影響も多分にあると思います。
一見して、かなり寂れた駅や町だと感じる方が多いと思います。
黒磯駅の利用者数を、宇都宮~黒磯間の各駅と比べると、氏家、矢板、西那須野、那須塩原より少なく、岡本や宝積寺と同程度です。
黒磯駅の利用者数には乗り換えの人を含みませんので、実際はこれより多いはずです。
純粋な利用客が少ない一方で、青春18きっぷ期間中を中心に、乗り換え客で大混雑するので注意が必要です。
黒磯駅の改札内にはお店はありません。駅周辺で唯一のコンビニは改札を出てすぐのところにあります。
黒磯駅改札前のコンビニ(NewDays)
駅弁、立ち食いそば店やファストフード店は駅周辺を含めてもありません。
上り東京方面の列車はほとんどロングシートしかありませんから、車内で食事をするのは難しいでしょう。
黒磯駅から上り方面には、グリーン車を連結した列車が、早朝に数本だけあります。ただ、仙台から東京に向かうのに利用できる時間にはありません。
下り福島方面の列車は全部の列車にボックスシートがある車両が連結されています。ロングシートの場合でも、新白河までは空いていることがあるので、空いていれば車内でおにぎりやパンなどを食べることはできます。
といっても、青春18きっぷの期間中は思わぬ列車が大混雑していることがありますので、期待しない方がいいです。
乗り換えするだけで精一杯かも
乗り換えの時間が短い場合は駅構内が大変混雑しますので、改札をいったん出ている余裕はありません。
黒磯駅での乗り換えは必ず別のホームになります。このときに跨線橋が一つしかなく、通路が狭いので、渋滞が発生します。ホームを移動するだけで2分くらいかかることもあります。
普通に乗り換えるだけなら、全員が乗り換え終わるまで発車は待ってくれるはずです。
あんな
青春18きっぷの場合は有人改札の通路が一つしかありませんから、改札が混雑して通過に時間がかかることもあります。
10分以上時間があるのならコンビニに寄れます。その時間がないのなら諦めて他の駅まで我慢しましょう。下りの場合は1本逃すと1時間くらい列車がありません。
黒磯駅周辺では、宇都宮駅や郡山駅に降りれば割と何でもあります。
駅周辺で買い物をするならスーパーが便利
黒磯駅から徒歩3分のところに「ヨークベニマル」という大型スーパーがあります。他県の人はあまり馴染みがありませんが、イトーヨーカ堂と同じセブン&アイグループのスーパーです。
ここでお弁当やお菓子などが調達できます。セブン銀行のATMがあります。
ヨークベニマルは21時までの営業です。
参考 ヨークベニマル黒磯店ヨークベニマルまた、駅前の商店街に小さな薬局があります。旅行中に急に必要になったりすることもあるので、ここにあると知っておくと安心です。
夜はお店がない
黒磯駅にある唯一のコンビニですが、夜は意外と早く、20時にしまってしまいます。21時を過ぎてしまうと、駅周辺にやっているお店はありません。
最終列車近くの列車で東京へ向かっていると、21時ごろに黒磯を通ることになるので注意が必要です。
東京方面に帰ってくる場合は黒磯あたりで気が緩んで、宴会を始めたくなりますが、黒磯駅で資材を調達しようと思っていると肩透かしをくらいます。郡山で済ませておくか、宇都宮まで我慢するかのどちらかしかありません。
見どころは駅から遠くて行けない
黒磯駅で少し時間が余ったから駅周辺を観光しようかな、などと考える方もいるかもしれませんが、黒磯駅から歩いていけるところに見どころはありません。
黒磯駅は那須温泉や板室温泉の最寄り駅ですが、いずれもバスで40~50分かかります。
手頃に楽しむなら、駅前を散策してみましょう。
駅前の商店街の建物は伝統的で重厚感がある作りのものが多いので、そういったものに興味があるのならそれなりに楽しめます。栃木県特産の大谷石を使った建物が多いです。駅のプラットフォームの基礎にも大谷石が使われています。