あんな
たかく
中央線東京週末フリー乗車券を使うと、山梨県、長野県方面から東京へ安く旅行することができます。
逆に、東京に住んでいる人はこのきっぷを利用することができるのでしょうか。
そのため、記事の内容を修正しております。申し訳ございません。
中央線東京週末フリー乗車券とは
中央線東京週末フリー乗車券は、山梨県や長野県方面から東京への旅行に便利なきっぷです。
発駅から東京までの往復きっぷと、東京周辺での2日間乗り放題のきっぷがセットになっています。定価の乗車券で往復するよりも3割前後も安くなっています。
特急料金は含みませんが、別に特急券を買えば特急列車に乗ることもできます。
週末という名前がついている通り、土曜日に出発して日曜日までの2日間有効のきっぷになります。月曜日が祝日の場合は、日月の2日間で使うこともできます。ただし、お盆と年末年始には使えません。
また、有効開始前日までの発売となります。つまり、使う週の金曜日までに購入する必要があります。
発駅 | 中央線東京週末 フリー乗車券 |
往復運賃 (無割引) |
割引率 |
---|---|---|---|
信濃大町~豊科 | 5,700円 | 9,680円 | 41.1% |
松本~塩尻 | 5,290円 | 8,140円 | 35.0% |
辰野~上諏訪 | 4,880円 | 7,480円 | 34.8% |
茅野~富士見 | 4,580円 | 6,820円 | 32.8% |
小淵沢・長坂 | 4,270円 | 6,160円 | 30.7% |
韮崎 | 3,660円 | 5,280円 | 30.7% |
竜王~山梨市 | 3,360円 | 4,620円 | 27.3% |
塩山 | 3,050円 | 3,960円 | 23.0% |
岡谷は「辰野~上諏訪」を利用
甲府は「竜王~山梨市」を利用
逆向きに使うことはできるか
東京近郊に住んでいる方にとって気になるのは、このきっぷは逆向きに使うことができるのか、ということでしょう。
ウェブ上の説明ではそのような注意書きは見当たらないのですが、往路は帰り券を所持していないといけない決まりになっています。
つまり、逆向きに使用することはできないということです。
このように、お得な切符には、通常とは違う制限がかかっていることがあるので注意が必要です。
代替手段
東京から中央線方面に出かける場合で、中央線東京週末フリー乗車券が使えない場合はどうするのが良いのでしょうか。
使える手段としては、休日おでかけパスで乗り越す方法と、えきねっとトクだ値を使う方法があります。
休日おでかけパス
休日おでかけパスは土休日に首都圏近郊のJR線が1日乗り放題になるきっぷです。
フリーエリアは大月までですが、大月から先の乗車券を別に買って組み合わせて使うことができます。
首都圏から中央線方面に出かける場合はこの手段を使うと、定価よりも数百円安くなります。ただし、区間によってばらつきがあり、安くならない区間もあります。
特急列車に乗るつもりがないのであれば、この方法がおすすめです。
ただし、日帰りでしか使えないというのがネックです。
参考 休日おでかけパスおトクなきっぷ:JR東日本えきねっとトクだ値
えきねっとトクだ値はインターネット専用の割引きっぷです。前日までの購入が必要ですが、あずさ号、かいじ号に10%引きで乗ることができます。14日以上前であれば「お先にトクだ値」が利用できて、30%引きになります。
特急料金も考慮すると、中央線東京週末フリー乗車券を使うよりも、お先にトクだ値で往復したほうが安くなります。
トクだ値は変更や払い戻しに制限がありますが、これを使えるのであれば、中央線東京週末フリー乗車券が使えなくても全く問題ありません。
参考 えきねっとトクだ値えきねっと(JR東日本) 初めてでも簡単にわかる!えきねっとトクだ値の要点青春18きっぷ
長期休暇の季節であれば青春18きっぷを使うこともできます。
1日あたり2,410円で普通列車が乗り放題になるので、これより安い手段はないくらい安いです。
ただし、5回分をまとめて買わないといけなかったり、特急列車に乗れないといったデメリットがあります。
まとめ
中央線東京週末フリー乗車券は逆向きに使うことはできません。
東京側から利用する場合は、普通列車利用であれば休日おでかけパスで乗越し、特急列車利用であればえきねっとトクだ値を使うと良いです。
汽車旅質問箱この記事は質問箱に頂いた質問を元に作成しました。