秋田新幹線に立席で安く乗れる「新幹線Wきっぷ」

新幹線に乗るときはなるべく安く乗りたいですよね。新幹線は他の乗り物に比べて価格が固定されていて不満に思っている方も多いのではないでしょうか。

新幹線に割引価格で乗れる商品は、乗る列車を結構前に指定しなければいけないものが多いです。ところが、JR東日本の新幹線の一部区間には手軽に自由席に乗れる割引きっぷがあります。

「新幹線W（ダブル）きっぷ」の紹介です。

Wきっぷは2枚つづりの回数券

新幹線W（ダブル）きっぷは2枚つづりの回数券です。

この手のきっぷは往復セットというものが多いですが、新幹線Wダブルきっぷは回数券なので、かなり柔軟な使い方ができます。例えば一人で往復利用することもできますし、2人で片道を利用することもできます。

有効期間は発売日から1ヶ月間です。

利用できる列車に制限がありません。自由席を連結している列車であれば、乗る列車を自由に選べます。

秋田新幹線の盛岡～秋田間には自由席がありませんので、指定席車に立席乗車あつかいとなります。空席があれば着席可能です。

立席乗車とは何かわからない人は以下の記事を参考にしてください。こまち号にも以下の記事の取り扱いが適用されます。

2017年9月3日はやぶさ号こまち号は全車指定席なのに指定席を取らないで乗れる？

メリット

事前に乗る列車を指定しなくてもいいのが最大のメリットです。これの副作用として、乗り遅れたとしても全く問題なく使うことができます。

また、利用できる日に制限はありません。365日使えます。

デメリット

秋田新幹線こまち号に関しては、盛岡～秋田間の在来線区間でしか利用できません。

また、立席以外の座席にアップグレードすることはできません。

1枚目を使ってしまった後で2枚目を払い戻すことはできません。

現地の駅でしか購入することができません。

買い方

現地の駅の指定席券売機やみどりの窓口で発売しています。利用する列車や、利用日を決めておく必要はありません。

現金、クレジットカード、びゅう商品券などが使えます。

盛岡発着

雫石駅発着以外は盛岡～秋田間の全部の区間に設定があります。

盛岡～田沢湖間は普通列車が1日4往復しかないので、こまち号の割引率が高いのはありがたいです。

田沢湖発着

雫石駅発着以外は盛岡～秋田間の全部の区間に設定があります。

田沢湖～角館間や田沢湖～大曲間は割引率は高いですが、わざわざこまち号に乗るメリットは少ないです。

角館発着

雫石駅発着以外は盛岡～秋田間の全部の区間に設定があります。

田沢湖～角館間や角館～大曲間は割引率は高いですが、わざわざこまち号に乗るメリットは少ないです。

大曲発着

雫石駅発着以外は盛岡～秋田間の全部の区間に設定があります。

田沢湖～大曲間や角館～大曲間は割引率は高いですが、わざわざこまち号に乗るメリットは少ないです。

秋田発着

雫石駅発着以外は盛岡～秋田間の全部の区間に設定があります。

秋田～雫石間を利用する場合は、定価で買うよりも盛岡発着のWきっぷを使ったほうが安くなります。

盛岡～秋田間は「えきねっとトクだ値」もある

盛岡～秋田間を利用する場合は、新幹線W（ダブル）きっぷと「えきねっとトクだ値」の両方が利用できます。

「えきねっとトクだ値」はインターネット専用の割引きっぷです。購入にはクレジットカードが必要です。乗車する列車は必ず購入時に指定しなければならない上、乗り遅れたときの救済措置がないので自由度は低いです。

盛岡～秋田間を乗車する場合は、トクだ値よりもWきっぷのほうが安くなります。

トクだ値は指定席で、Wきっぷは立席となりますから、単純には比較できませんが、少しでも安くしたい方はWきっぷを使うと良いでしょう。

2018年1月11日初めてでも簡単にわかる！えきねっとトクだ値の要点

仙台や東京方面を利用する場合は「えきねっとトクだ値」

仙台や東京方面など、東北新幹線にまたがって利用する場合は、新幹線Wきっぷは利用できません。

「えきねっとトクだ値」を使えば10％～35％割引でこまち号に乗ることができます。

トクだ値を利用する場合の具体的な値段などは以下の記事にまとめてあります。
2018年4月23日【対処法】こまち号は自由席がないけどどうする？

まとめ

新幹線W（ダブル）きっぷは新幹線の割引きっぷの中でも、格段に使いやすいです。今度の東北旅行にぜひ有効活用してみてください。

あわせて読みたい

この記事では秋田新幹線について紹介しましたが、新幹線Wダブルきっぷは東北新幹線、上越新幹線などにもあります。

2017年9月18日東北新幹線の自由席に安く乗れる「新幹線Wきっぷ」

2017年9月23日新潟県内の新幹線自由席に安く乗れる「新幹線Wきっぷ」