あんな
たかく
東海道線を旅行していると、興津駅で乗り換えとなることがあります。乗り換えのついでに食料の調達ができると便利ですが、基本的にはあまり期待しないほうが良いです。興津駅のポイントを紹介します。
興津は東海道線の乗継駅の中で一番のどかな駅
1番線 | 2・3番線 | 改札内 コンコース | 改札外 コンコース | |
---|---|---|---|---|
東海道線 下り | 東海道線 上り | |||
飲料自販機 | あり | × | × | あり |
売店 | × | × | × | × |
駅弁屋 | × | × | × | × |
コンビニ | × | × | × | × |
飲食店 | × | × | × | × |
注意:折返し列車は3番線を使います。
興津は列車の折り返しが結構ある駅ですので、ここで乗り換えとなることも多いです。
とはいえ、それなりの規模の駅だと思っているとがっかりするほど、のどかな駅です。東海道線の乗り継ぎで降りる駅の中では一番何もない駅です。
興津駅の構内で物が買えるのは、ホーム上の飲料自動販売機くらいです。駅前にもお店はありません。

あんな
「こうづ」かと思った。
たかく
あんな
国府津も変な読み方だと思う。
一見なにもないけどコンビニはある
降りた瞬間に「あ、何もない駅だ」と思ってしまう興津駅ですが、実はコンビニがあります。

駅の正面の通りを進むとすぐ国道1号に出ますので、左側に曲がるとファミリーマートがあります。 駅からは徒歩2分です。

乗り換えで興津駅に降りる場合は、ちょうど10分の乗り継ぎ時間になるので、うかうかしていると乗り遅れる恐れがあります。
店内で迷っている時間はあまりないので、何を買いたいか、あらかじめ決めておくとよいです。
このあたりの列車はロングシートですので、コンビニで食料を調達しても車内で食べるのは、はばかられます。であれば、いっそのこと1本見送って、興津駅のホームのベンチに座って食べてしまうというのも手です。
1本見送る場合は、通常の待ち時間10分に加えて、その後は20分後ですので、合計30分滞在することになります。
以前は駅前にファミリーマートの案内看板が出ていましたが、2019年12月に確認したところ、なくなっていました。
ファミリーマート自体は営業していますのでご安心ください。


興津、島田乗り換えは穴場
東京から名古屋方面に向かう途中で興津駅乗り換えを選んだ人は賢いです。これ、結構穴場なのです。
東京方面から下り方面に旅行する場合、何も考えずにとりあえず終点まで行ってしまうと、静岡の先の島田で降ろされる事が多くあります。島田であとから来る列車は、島田始発ではないので、座れないことが多いです。実はこの列車は興津始発のことが多いので、興津で乗り換えてしまえば難なく座席をゲットすることができます。
下り方向に乗っていて興津で乗り換える方法があることは、JRのアナウンスでは言ってくれないので、知る人ぞ知る裏技になっています。

逆に、上り方向に旅行している場合は、何も考えないと興津まで来てしまいます。同じ理屈で、島田で始発列車を待ったほうが座りやすいです。
下りは興津、上りは島田で乗り換えるように覚えておくと良いです。
ただし、静岡で乗り継ぐパターンのこともあるので、事前に時刻表で確かめてから行程を考えるようにしましょう。

乗り換えは階段を使う
興津駅で乗り換える場合、下り方面は基本的に階段を使うことになります。
興津で折り返す列車は、上りホーム側に止まります。下り列車から興津始発の下り列車に乗り換える場合は反対側のホームになるので、階段を渡る必要があります。
逆に、興津止まりの上り列車から、後続の上り列車に乗り換える場合は、同一ホームでの乗り換えです。
もしも、下り方面でどうしても階段を使いたくないという場合は、一つ隣の清水駅で乗り換えると良いです。興津始発の列車が、興津発車の時点で座席が全て埋まってしまうというのはなかなかないと思いますので、清水から乗ってもまず座れるでしょう。
レストランやカフェに入って休憩したいという場合も、清水駅で途中下車すると良いです。清水に降りればなんでも揃っています。
海岸に立ち入ることはできない
興津駅と隣の由比駅の間は列車の車窓から海がよく見える区間です。少し寄り道して海をゆっくり見たいと思うこともあるかもしれませんが、「少し寄り道」というわけにはいきません。
興津駅からすぐそばの海岸は自動車専用のバイパスが通っているので、徒歩で立ち入ることはできません。
この駅間にある「さった峠」に登ると展望台があり、かなりの絶景スポットになっています。漢字では薩埵峠と書きます。興津駅からさった峠までは徒歩で1時間かかります。途中下車しての観光というよりかは、ちょっとしたハイキングになってしまいます。
海沿いのギリギリに東海道本線、国道1号線、東名高速道路が並走し、駿河湾の対岸に富士山が見えるという名所です。体力に自信のある方は登ってみるのも面白いと思います。
参考 薩埵峠Instagram写真と動画あわせて読みたい

